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テニスに死す テニスを通じて生きる力を何とか保持する崖っぷちのオールドビジネスマンがテニスと仕事に関しての日ごろの感想を取りとめもなく綴らせてもらいます。テニスコートは半分死にかけの陸にあがったうなぎ野郎にとっての辛うじて残された水溜りですな。言ってみれば。

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The tennis paradise revisited

 週に一回90分のレッスンが私の現在のテニスのすべて

です。他の練習生の方々はみんな週末などに自分たちのグ

ループで試合を楽しんでおられます。レッスンで練習した

ことを実践で試す機会があるわけです。私はいくらレッス

ンで自分の技術を磨いてもそれを実践で生かす機会があり

ません。レッスン仲間からは「このおっさん試合をする機

会も無いのに何のためにレッスンにきているんかいな?」

と不思議に思われているかもしれません。実情は仕事の関

係で週末や祭日を自分の楽しみに使うことができないとい

うことななんですが、本当にテニスが好きであれば、もち

ろん好きなことがテニス以外であっても、それに使う時間

くらいは何とかなるのではないかという疑問もあるかもし

れません。しかし皆さんは物の分かった大人の方ばかりな

ので、そんな突っ込んだ質問で私を困らせたりはなさいま

せん。ありがたいことです。

それでも私はこの週1回の90分のテニスを精一杯楽しん

でいます。ストロークでもトップスピンやフラットやスラ

イスの打ち方を研究しながらやっておれば時間はかかりま

すが多少の進歩を実感することはできます。もちろんボ

レーにしてもスマッシュにしてもいくらでも改善の余地は

出てくるのでこれから先何年レッスンを続けても完璧とい

うところには絶対いけません。試合をしなければ自分の技

術がどれほどのものかは真に分かりはしないとおもいます

が、それでも練習によっていろいろな技術を少しでも手ご

たえある、自信の持てるものにすることはできると思いま

す。

先だってのゴールデンウィークの或る休日にたまたま昼間

の仕事がなくて時間が取れたので以前よくそこでコートを

借りて試合をしていた6,7年前の仲間たちと久しぶりに

試合をしました。彼らがクラブ会員になっているそのテニ

スクラブはオーナーが樹木や植物が好きな方で2箇所にあ

る藤棚の藤の花がちょうど満開でコート中に藤の花のよい

香りが満ち満ちて、ボールと一緒に藤に集まる丸っこい巨

体の熊蜂たちが飛行しています。一段下にある3面のコー

トではジュニアコースの練習生たちがコートとコートを仕

切る可動性の緑色の網の中で練習しています。少年や少女

たちが合間に叫ぶ短い「アウト!」とか「よしっ!」とい

う声が静かに響いてきます。クラブの2階にあるホール兼

カフェテリアの外のテラスに出ると、目の前にある風景は

緑いっぱいの桃源郷の如しです。週に一度でもここでクラ

ブのいろんな会員の人たちと試合を楽しめたらどんなに楽

しいだろうかと思いました。そんなささやかな楽しみにも

参加できない自分の甲斐性の無さが悔しい。そんな自分と

は違って会員の皆さんは余裕でテニスを楽しんでいること

は何も話さなくてもわかります。テニスをする前に生活

で、いや人生で負けているんじゃないかと思わざるを得ま

せん。ここのクラブ会員の男性たちはほとんどが70歳前

後の年齢で、年金などで悠々自適の生活をしておられるよ

うです。from hand to mouthの生活をしているのはおそら

く私くらいのものでしょう。

こんなことを書くと、この爺、なにをいじけたことを言っ

ているのかとしかられそうですが。たしかにいじけた物言

いをしているかもしれません。しかしわたしがこの記事を

書き始めたのは昔の仲間たちと5月の麗しい花や緑のに取

り巻かれてテニスができて楽しかったことを伝えるためで

した。ちょっと意図とは違う方向に文が進んでいってし

まったようです。

5,6年前から彼らと一緒にテニスができなくなってか

ら、レッスンでの90分の練習以外ほとんど試合をする機

会がなかってにもかかわらず皆と一緒にまずまずの試合が

できたことはうれしいことでした。

ただ昔からの悪い癖が少しも治ってないことをも認識しま

した。わたしは自分が軽蔑している類のテニスをする相手

にはそいつをこてんぱーにやっつけるテニスをしないと気

がすまないところがあって、ついその類のおっさんとやる

ときには冷静でおれなくなるところがありました。相手を

力づくで圧倒してやろうと勢い込んでミスをするとますま

すカッとなり、状況の見境がつかなくなって自ら墓穴を掘

るような試合をしてしまうのです。久しぶりに気持ちよく

試合を楽しめた中でそのおっさんとの試合だけは今思い出

しても自分に腹が立ちます。いつまた彼らと試合を楽しめ

るかわかりませんが、そのときにはそのおっさん相手でも

力づくでむやみやたらに攻めるのではなくて形勢をみなが

ら余裕で攻めることができるようにしたいと思います。

恨みのテニス | 投稿者 テニスに死す 16:52 | コメント(0)| トラックバック(0)