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テニスに死す テニスを通じて生きる力を何とか保持する崖っぷちのオールドビジネスマンがテニスと仕事に関しての日ごろの感想を取りとめもなく綴らせてもらいます。テニスコートは半分死にかけの陸にあがったうなぎ野郎にとっての辛うじて残された水溜りですな。言ってみれば。

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錦織圭とレザイのフレンチオープン

フレンチオープンのドローから錦織圭選手の名前が消えた

のは残念だ。そう思うのはわれわれ日本人の錦織ファンだ

けではないだろう。確かにスコアでは3-0でジョコビッ

チに負けた。しかしある意味かれは勝負には勝った。彼は

自分のプレイによってこのことを観客に伝えることができ

た。このことはすごいことではないだろうか。彼は自分が

やがてはトップへと達する筋書きをテニスコート上で演じ

ることになる重要なキャラクターであることをローラン

ギャロスの観客に、いや全世界のテニスファンに改めて印

象付けたのだ。テニスというゲームを今よりもさらにエキ

サイティングに、さらに魅力的に演出するプレイライトを

兼ねた新しいキャラクターが登場したのだ。テニスもエン

タテインメントだから、客をよび、客を魅惑し、客を興奮

させる才能の或るプライヤーがいなければ困る。その点で

錦織選手は完全にジョコビッチ選手を上回っていたといえ

るのではないか。


試合は第2セットと第3セットで、もうすこし冷酷に錦織

選手がジョコビッチ選手をいたぶってやっていたらジョコ

ビッチ選手は余裕を失って敗北へと追い詰められていたで

あろう。錦織選手はねずみをいたぶる猫の巧妙さ、残酷

さ、しつこさが本能的にそなわっているようだ。相手を翻

弄して、もてあそび、止めを刺さずには満足できない遊び

心をもった捕食動物といったところか。コートの上の彼を

みていると、つい人間離れした超絶的なプレイを期待して

しまうのは私だけだろうか。彼はどんなプレイでもできそ

うな雰囲気をもった選手であるようだ。まるでアニメの

キャラクターに期待するようにわれわれは、非現実的であ

るかもしれないようなプレイを彼に期待している。なぜわ

れわれはそんな期待をするのか。それは錦織選手がそうい

う期待を持たせることのできる選手であるからなのだ。そ

れに尽きる。そういうプレイヤーこそが真のエインタテイ

ナーであり、優れたプレイヤーだ。


もう一人、ドローから消えたが、私の視界から少しも去っ

てくれない選手がいる。フランスのアラバン・レザイとい

う女子選手だ。彼女のオリエンタルな体つきと容貌がまず

私の気を激しく引いた。今までも杉山選手との対戦とか、

フレンチオープンの前のマドリッド・マスターズでヴィー

ナス・ウィリアムズに勝って優勝とかがあったらしいが、

実際に彼女を見たのはこれが初めてだった。ロシアのペト

レワ選手との試合だ。現地時間、夜の10時近くになって

も決着がつかず日没サスペンドとなったのだが、どんな

ボールをも一切迷わず強打する彼女のテニスは強烈だっ

た。それ以上に彼女のウエアがよかった。日本のアニメに

出てくるような、レザイ自身がデザインしたという黒と金

を基調にしたものだが、とりわけ金色の絹のような生地

の、裾に黒いレースがついたスカートが彼女のやや肉付き

の良い太ももにまといつくところが非常に色っぽくてよ

かった。ヴィーナスも自作のウェアで登場しているらしい

がおっぱいも、お尻も丸出しのデザインは下品としかいい

ようがない。どちらのデザインも相手を撹乱する戦術てき

な意図が込められているのかもしれないが、私は観客とし

てレザイに撹乱されるほうがうれしい。まあ、好みの問題

ではあるけれど。


全仏オープン | 投稿者 テニスに死す 23:20 | コメント(0)| トラックバック(0)

錦織圭の「錦」

まず、恨みから。

昨夜、いったん途中まで書いて中断していた記事を4,5

時間後に書き継いで完成させ、確認のボタンを押した途

端、テニス365のトップページに戻ってしまって、折角

書き上げた記事が完全に消滅してしまった。そういえば以

前も同じことがあったことを思い出したが後の祭りだ。ほ

とんど誰の目にも留まらないマスターベーション的なもの

だから大げさに騒ぐことはないのだが、それでも大きな徒

労感で帰りの気分はめいっていた。なんとかしてほしいで

す。他のブログではこんなことはないように思う。



5月20の新聞に「改定常用漢字表」なるものが掲載され

ておりましたね。記事には5年にわたり審議されてきた

「改定常用漢字表」に関する答申案が19日、文化審議会

国語分科会で承認された、とあります。誰が審議してきた

のかこの記事では、日本語ではよくあるように主語がない

ので、わかりませんが。そして記事によれば、年末までに

は内閣が新しい漢字表を告示することになるのだそうだ。

答申案では、こんど新たに追加される漢字は196字。は

ずされる漢字が5字。その結果新しい改定常用漢字表は

2136字になるそうだ。


新聞に発表された196の漢字を見た皆さんは気づきませ

んでしたか、なんとわれらがテニス界の若きヒーロー錦織

圭君の「錦」が入っているではありませんか!なんという

シンクロ現象でしょう!圭君のフレンチオープン出場が奇

跡的に決まったのとほぼ同時に「錦」も改定常用漢字表に

加えられたのです!

tennisnakama様のtwitterには、ドローが発表されて圭君

の対戦相手はコロンビアの55位で22才のサンチャゴ・

ギラルドSantiago Giraldoになったとありました。彼は

ローマでフェレーロを60、63で圧倒したらしい。強敵

ですね。まあ相手にとって不足なしというところでしょう

か。このGilaldoの読み方ですが、tennisnakama様による

とギラルドではなくてヒラルドなんだそうです。giはギで

はなくてヒと読むのだそうです。圭君の「錦」が常用漢字

表に入ってステイタスが上がった(?)のとはえら違いで

すね。圭君名前でもすでに勝っています。


圭君がtwitterで紹介してくれていた、Bradenton.comとい

うサイトに載ったAlan Dellという人の記事の中で、圭君

は今度のほぼ1年にわたる怪我での離脱について「ぼくは

5歳のときからテニスを始めてきましたが、今回のように

まったくテニスができなくなったのは初めての経験です。

昨年の1月に痛めて以来痛みをこらえながらもうまったく

プレイできなくなるまで続けてきた。そして9月に手術を

してやっと今年の2月に復帰した。」圭君にとってはこの

ほぼ1年にわたる中断は苦しいものであったでしょうね。

伸び盛りのテニスマグマがさえげられてそのまま固まって

しまうのではないかと心配した時期もありました。しかし

復帰後の圭君はフィジカルもメンタルも恐るべき勢いで上

昇してきているように見受けられます。いよいよ圭マグマ

が噴出し始めたんです。やがてまもなく彼はテニス界をそ

のマグマの熱気で焼き尽くしてくれるでしょう。


こんなに早く圭君がグランドスラムに復帰できるなんで信

じがたいほどです。圭君には運命も味方しているようで

す。ただ運命の女神は気まぐれですから怖いです。怪我の

再発、あるいは新たな負傷などが心配です。もし仮に圭君

がフレンチオープンで早く敗退することがあっても私は失

望はしません。怪我さえなければ、彼には未来があります

から。それでも彼は実戦を通して成長するタイプの選手で

すから何が起こるかわかりません。そういう意味でも圭君

は目の離せない存在なんですね。


今日はここまでにして、書いた記事をすぐコピーをとって

メモ用紙にでも貼り付けておかなくては心配だ。


マグマ出現 | 投稿者 テニスに死す 15:10 | コメント(1)| トラックバック(0)

tennis around myself

Kei君の肘の手術からの実戦復帰の様子をtennisnakama様

のブログやkei君自身ののブログなどを通して現在まで

追ってきました。Kei君はすばらしい!の一言です。4月

のはじめから5月の初旬にかけて4つのチャレンジャー大

会に出たわけですが、実戦にカムバックして最初の試合に

なるBaton Rouge とTallahassee では、かなり強い選手を

も倒してそれぞれ3回戦まで進まれました。それぞれの試

合の直後にKei君が書いてくれるブログの記事が楽しみで

した。この2つのチャレンジャー大会のあと1週おいて今

度は2つのクレイコートでのチャレンジャー大会にエント

リー。わずか1週間の中でのクレイでの練習を経てまずサ

バンナのクレイコートでのチャレンジャー大会で優勝!つ

づくサラソタのチャレンジャー大会でも優勝!とにかくこ

れはすごいことだと思います。試合を重ねるごとにKei君

の潜在能力が地下のマグマが噴出するように感じられまし

た。本当にぞくぞくする4月、5月でした。そして6月の

全仏の赤土の上で活躍するKei君を見ることができれば最

高なんでしょうが、今のところKei君のマネッジメント担

当者は予選には出ないことを明らかにしたようです。した

がってKei君が全仏の本戦に出場できるかどうかは欠場者

数次第のようです。Kei君の繰上げ出場順位は8番目で、

現在5番目まで出場がきまったが後どうなるか。ひょっと

したら出場はあきらめなければならないかもしれません

ね。残念ですが、肘のこともありますから出れない方が将

来的にはいいかもしれません。


こうして4月、5月、Kei君の復帰シナリオを追っている

うちに、もうひとりの注目すべきテニス選手のことをわす

れていました。すみません。車椅子テニスの国枝慎吾選手

です。つい昨日2010/5/16に、12日から福岡県の筑豊ハイ

テニスコートでおこなわれていたジャパンオープン2010

飯塚国際車椅子テニス大会が終わりました。われらが車椅

子テニスのヒーロー、国枝慎吾選手は第2シード、フラン

スのステファン・ウデ選手を6-9,6-4で下し、見事な優勝

を決められました。これで国枝選手は2006の優勝以来5連

勝を達成されました。すごいことですね。ついでにといっ

てなんですが国枝選手は斎田選手とのダブルスでも優勝で

す。国枝選手は6月2日から4日まで開催される全仏オー

プンの車椅子部門に参戦予定です。絶対応援します。車椅

子のフェデラー、国枝選手がんばれ!ジャパンオープンを

ライブ中継で見なくてごめんなさい。

ああ、ローランギャロスでの錦織圭君と国枝慎吾君の活躍

を、現地に行けないわたしは、せめてテレビで思う存分に

観戦したいものだ。

マグマ噴出 | 投稿者 テニスに死す 19:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

The tennis paradise revisited

 週に一回90分のレッスンが私の現在のテニスのすべて

です。他の練習生の方々はみんな週末などに自分たちのグ

ループで試合を楽しんでおられます。レッスンで練習した

ことを実践で試す機会があるわけです。私はいくらレッス

ンで自分の技術を磨いてもそれを実践で生かす機会があり

ません。レッスン仲間からは「このおっさん試合をする機

会も無いのに何のためにレッスンにきているんかいな?」

と不思議に思われているかもしれません。実情は仕事の関

係で週末や祭日を自分の楽しみに使うことができないとい

うことななんですが、本当にテニスが好きであれば、もち

ろん好きなことがテニス以外であっても、それに使う時間

くらいは何とかなるのではないかという疑問もあるかもし

れません。しかし皆さんは物の分かった大人の方ばかりな

ので、そんな突っ込んだ質問で私を困らせたりはなさいま

せん。ありがたいことです。

それでも私はこの週1回の90分のテニスを精一杯楽しん

でいます。ストロークでもトップスピンやフラットやスラ

イスの打ち方を研究しながらやっておれば時間はかかりま

すが多少の進歩を実感することはできます。もちろんボ

レーにしてもスマッシュにしてもいくらでも改善の余地は

出てくるのでこれから先何年レッスンを続けても完璧とい

うところには絶対いけません。試合をしなければ自分の技

術がどれほどのものかは真に分かりはしないとおもいます

が、それでも練習によっていろいろな技術を少しでも手ご

たえある、自信の持てるものにすることはできると思いま

す。

先だってのゴールデンウィークの或る休日にたまたま昼間

の仕事がなくて時間が取れたので以前よくそこでコートを

借りて試合をしていた6,7年前の仲間たちと久しぶりに

試合をしました。彼らがクラブ会員になっているそのテニ

スクラブはオーナーが樹木や植物が好きな方で2箇所にあ

る藤棚の藤の花がちょうど満開でコート中に藤の花のよい

香りが満ち満ちて、ボールと一緒に藤に集まる丸っこい巨

体の熊蜂たちが飛行しています。一段下にある3面のコー

トではジュニアコースの練習生たちがコートとコートを仕

切る可動性の緑色の網の中で練習しています。少年や少女

たちが合間に叫ぶ短い「アウト!」とか「よしっ!」とい

う声が静かに響いてきます。クラブの2階にあるホール兼

カフェテリアの外のテラスに出ると、目の前にある風景は

緑いっぱいの桃源郷の如しです。週に一度でもここでクラ

ブのいろんな会員の人たちと試合を楽しめたらどんなに楽

しいだろうかと思いました。そんなささやかな楽しみにも

参加できない自分の甲斐性の無さが悔しい。そんな自分と

は違って会員の皆さんは余裕でテニスを楽しんでいること

は何も話さなくてもわかります。テニスをする前に生活

で、いや人生で負けているんじゃないかと思わざるを得ま

せん。ここのクラブ会員の男性たちはほとんどが70歳前

後の年齢で、年金などで悠々自適の生活をしておられるよ

うです。from hand to mouthの生活をしているのはおそら

く私くらいのものでしょう。

こんなことを書くと、この爺、なにをいじけたことを言っ

ているのかとしかられそうですが。たしかにいじけた物言

いをしているかもしれません。しかしわたしがこの記事を

書き始めたのは昔の仲間たちと5月の麗しい花や緑のに取

り巻かれてテニスができて楽しかったことを伝えるためで

した。ちょっと意図とは違う方向に文が進んでいってし

まったようです。

5,6年前から彼らと一緒にテニスができなくなってか

ら、レッスンでの90分の練習以外ほとんど試合をする機

会がなかってにもかかわらず皆と一緒にまずまずの試合が

できたことはうれしいことでした。

ただ昔からの悪い癖が少しも治ってないことをも認識しま

した。わたしは自分が軽蔑している類のテニスをする相手

にはそいつをこてんぱーにやっつけるテニスをしないと気

がすまないところがあって、ついその類のおっさんとやる

ときには冷静でおれなくなるところがありました。相手を

力づくで圧倒してやろうと勢い込んでミスをするとますま

すカッとなり、状況の見境がつかなくなって自ら墓穴を掘

るような試合をしてしまうのです。久しぶりに気持ちよく

試合を楽しめた中でそのおっさんとの試合だけは今思い出

しても自分に腹が立ちます。いつまた彼らと試合を楽しめ

るかわかりませんが、そのときにはそのおっさん相手でも

力づくでむやみやたらに攻めるのではなくて形勢をみなが

ら余裕で攻めることができるようにしたいと思います。

恨みのテニス | 投稿者 テニスに死す 16:52 | コメント(0)| トラックバック(0)