テニスに死す テニスを通じて生きる力を何とか保持する崖っぷちのオールドビジネスマンがテニスと仕事に関しての日ごろの感想を取りとめもなく綴らせてもらいます。テニスコートは半分死にかけの陸にあがったうなぎ野郎にとっての辛うじて残された水溜りですな。言ってみれば。

もう負けそうになっている
しかし負けられない

俺は負けない、俺は負けない
俺は最強だ！

誰も観客のいない人生の
小さな片隅で戦う俺

神よ、助けたまえ
本当に崖っぷちだ
後一歩で人生の奈落が
待っている。

こんなことをしていていいのか？

国枝慎吾選手のブログによれば
7月23日にイギリスのノッティンガムで
ブリティッシュオープンが始まり
国枝選手は当たり前のように
シングルスで優勝されました

決勝戦の四日まえから体調を崩して
食べたものを全部吐く症状になってしまい
決勝戦まで食べ物を食べられず
ゼリーでエネルギーを補給して
戦ったといいます。

国枝選手のつめの垢でも
煎じて飲みたい気持ちです。

国枝慎吾というテニス選手を知っていますか？

彼は今年のローランギャロスの男子シングルスで
優勝しました。

えっ！何を言っているの
今年の全仏のシングルスの優勝者は
ラファエル・ナダルでしょう？

そうです。その通りです。

実は国枝選手は
車椅子テニスの選手なんです。
２００４年のアテネでのパラリンピックでは
斎田悟司と組んだダブルスで優勝し、金メダル
を獲得しました。

その後
２００７年には
史上初の車椅子テニス・シングルスの
グランドスラム（全豪オープン、
ジャパンオープン、ブリティッシュオープン、
USオープン）を達成されました。

すごいでしょう！

興味のある方は
「北京パラリンピック日本選手団にエールを送ろう！」
http://event.yahoo.co.jp/para2008/column/index.html

を訪れてみてください。そして
国枝慎吾選手に関して隈元大吾さんが書かれた記事を
ぜひ読んでください。

日本人としてほんとうに誇らしい気持ちを
味わうと同時に勇気をもらえますよ。

とりわけ私が気に入ったのは
彼が受けたメンタルトレーニング
に関する記事です。

オーストラリア人のカウンセラー
アン・クインから国枝選手が受けた
強烈な「アファメーション」手法の
効果に痺れました。

毎日鏡を見ながら「自分は最強だ」と
言い聞かせるのです。
国枝選手のラケットには
「俺は最強だ」という文字が
刻まれているそうです。

このメンタルトレーニングの効果は
結果としてはっきりと現れたそうです。
たとえばサーブでは不安になって大事な
ところでダブルフォルトをしたりしていたが
今は「自分のショットを打つのみ」という
シンプルな心で戦って、それが結果を生んでいるのです。

私も今から国枝選手がやっている
「アファメーション」を始めます。

「俺のショットは最強だ」
「ネットでの俺は最強だ」

これを毎日自分にも他の人にも
「宣言します」
キチガイだと思われても
かまいません。やるぞ！